ANA JCBカード6種類の違いと選び方|VISA派の私が比較して見つけた1枚

「ANAマイルを貯めるなら、やっぱりVISAでしょ!」そう思っていた私が、JCBブランドのANAカード6種類を調べてみたところ、意外にも「国内旅行や出張が多い人に向いているカード」が揃っていることに気づきました。

この記事では、ANA JCBカード6種類を比べながら、あなたに合う1枚の選び方をまとめます。

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JCBの強みは海外ではなく“国内”にある

正直に言うと、JCBカードは海外では使えない場面が多く、特にヨーロッパではVISAやMasterCardに比べて利用できる店舗が限られます。

そのため、海外旅行ではあまり向いていないブランドです。

ただし、国内での利便性と特典の手厚さはJCBならではの強みがあります。

特にメリットになるのは次のポイント:

  • 国内主要空港ラウンジを無料で利用できる

  • ハワイ・ホノルル国際空港のJCBラウンジも利用可能

  • 入会・継続・搭乗ボーナスでマイルが貯まりやすい設計

  • 日常利用でもOki Dokiポイント経由でANAマイルが貯まる

海外よりも“国内でよくカードを使う人”に向けたブランドというのがJCBの実力です。

ANA JCBカード6種類を比較

カード名 年会費(税込) 入会・継続ボーナス 搭乗ボーナス 旅行障害保険
ANA JCBカード プレミアム 77,000円 10,000マイル +50% 海外・国内:最高1億円
ANA JCB ワイドゴールドカード 15,400円 2,000マイル +25% 海外:*最高1億円/国内:最高5,000万円
ANA JCB ワイドカード 7,975円 2,000マイル +25% 海外:最高5,000万円/国内補償なし
ANA JCB 一般カード(スタンダード) 初年度無料/以降2,200円 1,000マイル +10% 海外:最高1,000万円/国内補償なし
ANA JCB 学生用カード 在学期間中無料 1,000マイル +10% 海外:最高1,000万円/国内補償なし
ANA JCBカード FIRST(旧ZERO) 無料(5年間) 3,000マイル +10% なし

*ANA JCB ワイドゴールドカードは、日本出国前に「搭乗する公共交通機関」または「参加する募集型企画旅行」の料金をこのカードで支払っていた場合、海外旅行保険の最高補償額が1億円になります。 一方、カードでの支払いがない場合は、最高補償額が5,000万円となります。

海外・国内どちらでも安心の保険|ANA JCB ワイドゴールドカード

「ANA JCB ワイドゴールドカード」は、海外旅行代金をこのカードで支払うことで、海外旅行保険が最高1億円まで補償されます。

さらに、カードを利用しなくても5,000万円まで自動付帯されるのは大きな魅力です。

JCBワイドゴールドカードの補償内容は、特に海外旅行を安心して楽しみたい人にとって頼もしいポイントです。

また、「ANA JCB ワイドゴールドカード」は国内旅行保険や国内航空傷害保険(最高5,000万円)、国内・海外航空機遅延保険も補償されており、国内線を利用した旅行や出張にも強いのが特徴です。

ANA便をよく利用する人にとっては、マイルを貯めながら補償も得られる1枚です。

将来的にSFC(スーパーフライヤーズカード)を目指す人や、ANA JCBカード プレシャス(Precious)へ昇格したい人にとってのスタートカードにもなります。

国内航空傷害保険って?

「国内航空傷害保険」は、航空機搭乗中飛行場構内で発生した事故のみを補償する保険で、一般的な「国内旅行保険」とは 別枠で用意された補償 です。

以下が ANA JCBカードの種類別の補償金額です。

カード種別 補償金額(国内航空傷害)
一般カード/学生用 1,000万円
ワイドカード 5,000万円
ワイドゴールドカード 5,000万円
プレミアムカード 5,000万円

国内・海外航空機遅延保険(ゴールド以上に付帯)

飛行機での旅行や出張には、もしもの時に備えられる保険があると安心です。

国内・海外の航空機遅延保険は、ゴールド以上のカードに付帯します。カード種別ごとの補償有無・限度額は次のとおりです。

カード種別 出航・乗継遅延/手荷物遅延・紛失
一般カード/学生用/FIRST/ワイドカード 対象外
ワイドゴールドカード 各項目 2万円限度、紛失は4万円限度
プレミアムカード 各項目 2万円限度、紛失は4万円限度

補償内容:

  • 乗継遅延費用保険金(宿泊・食事代):2万円まで
  • 出航遅延費用保険金(食事代):2万円まで
  • 手荷物遅延費用保険金(衣類購入費など):2万円まで
  • 手荷物紛失費用保険金(衣類購入費など):4万円まで

ショッピングガード保険(カードで買い物したとき)

ショッピングガード保険とは、カードで購入した商品の破損・盗難などのトラブルを補償してくれる保険です。

海外で購入した商品は「海外補償」、国内で購入した商品は「国内補償」に該当し、カードの種類によって補償金額や対象範囲が変わります。

たとえば、買ったばかりの商品が

  • うっかり落として壊れた

  • 旅行先で盗難にあった

といった場合に、一定条件のもとで修理代や購入代金が補償されます。

カード種別 海外補償 国内補償
一般カード/学生用/FIRST/ワイドカード 年間最高100万円 補償なし
ワイドゴールドカード 年間最高500万円 年間最高500万円
プレミアムカード 年間最高500万円 年間最高500万円

ANA JCBが国内利用に強い理由|日常使いでマイルが貯まる

ANA JCBカードは、搭乗時だけでなく、入会時・継続時のボーナスマイルがもらえるうえ、日常のカード利用で貯まるOki DokiポイントをANAマイルに交換できます。

さらにゴールドカード以上では、ANA航空券の購入時にもマイル付与率がアップする設計になっていて、出張が多い人や旅行好きには嬉しい1枚です。

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Oki Dokiポイントってなに?

正直に言うと、私も最初は「Oki Dokiポイントって何?どんなポイント?」と思っていました。

調べてみると、これは JCBカードの利用で貯まるポイントで、ANAマイルへの交換はもちろん、商品券・Amazonポイント・家電などにも交換できる汎用性の高いポイントです。

特にANA JCBカードでは、このOki DokiポイントをANAマイルへ自動移行できる「マイル移行コース」を選択できます。

※2026年より、Oki DokiポイントはJ-POINTへ名称変更されます(JCBが公表しています)。

マイル移行コースの違いに注意!

Oki DokiポイントをANAマイルに移行する方法は大きく3つ。

「できるだけ高還元でマイルを貯めたい人」と「ポイントを自由に使いたい人」で選ぶコースが変わります。

■ 自動移行コース(10マイル/5マイル)

ポイントが毎月自動でANAマイルへ移行されるコースです。マイル目的なら基本的にこの方式が最も便利。

  • 10マイルコース:移行レートが最も高い(1pt=10マイル)。年5,500円の手数料が必要

  • 5マイルコース:無料で使えるライト向けコース

コース名 移行レート 年間手数料(税込) 特徴
10マイルコース 1ポイント = 10マイル 5,500円 マイル重視の人に最適。還元率が最も高い。
5マイルコース 1ポイント = 5マイル 無料 追加費用なし。ライトユーザー向け。

■ マルチポイントコース(手動で交換)

ポイントをANAマイルへ自動移行せず、Amazonポイント・商品券・家電など多用途に交換できる自由度の高い方式

ANAマイルに交換することもできるので、「マイルも使うけど、それ以外にもポイントを回したい」という人向け。

海外でもANA JCBを便利に使いたい人へ

JCBカードは国内利用に強い一方で、「海外での支払いに弱い」という印象を持つ方もいるかもしれません。

ですが、実は「Wiseデビットカード」を併用することで、海外でも手数料を抑えつつスムーズに支払いができます。

Wiseで手数料節約!ベトナムドン両替&支払いを賢くお得にする方法

上の記事はベトナム向けに書いたものですが、Wiseカード自体は世界中で利用可能です。

クレジットカード払いで発生する海外事務手数料がかからないため、現地での食事や買い物代を抑えられ、両替手数料の節約にもつながります。

一方で、海外旅行保険はJCBカード側でしっかりカバー。

旅先では、年会費無料のVISAやMasterCardブランドのカードを予備として1枚持っておくと、より柔軟に対応できます。

SFC(スーパーフライヤーズカード)を目指す人へ

将来SFC(スーパーフライヤーズカード)を目指したい人にとっては、最初にどのANAカードを選ぶかも大事なポイントです。

ここでは、SFC取得の条件や注意点をまとめておきます。

■ 申し込み条件

  • 「ダイヤモンドサービス」または「プラチナサービス」会員である

  • ANAグループ運航便で 50,000プレミアムポイント(PP) に到達した方(※ANA一般カード以上で到達すれば対象)

  • または、ANAグループ運航便で 30,000PP + ライフソリューション併用コースを達成した方
    ※ライフソリューション併用コース=ANAカード決済やANA Payなどで年間400万円以上の決済を行うこと

■ 注意点:一部カードはSFCに切り替え不可

交通系カード(例:ソラチカカードなど)は、SFCカードへ切り替えができません。

将来的にSFC取得を視野に入れるなら、最初に選ぶANAカードが重要になります。

■ SFCを目指す人におすすめのANA JCBカード

  • ANA JCB 一般カード
    年会費が安く、PP修行の初期コストを抑えたい人に向いています。

  • ANA JCBワイドゴールドカード
    旅行保険が手厚く、SFC切替後も安心して使える1枚。

SFCへの切替には、事前にANAカードを持っていることが必須。

資格を満たしたときに、スムーズにSFCへ切り替えられます。

まとめ|ANA JCBカード、こんな人におすすめ!

  • 国内出張が多い人

  • 国内旅行が好きな人

  • JCB特典(QUICPay・Oki Dokiポイント)を活かしたい人

  • 海外旅行でも手厚い保険を重視したい人

  • ANAマイルをじっくり貯めたい人

  • ANA派なら、まず1枚持っておきたい人

「海外では使いづらいかも…」と敬遠されがちなJCBカードですが、国内利用の強さ・特典の充実・保険の手厚さを考えると、国内派こそ相性の良い1枚です。

あなたの旅行スタイルや普段の支払いに合わせて、ぴったりのANA JCBカードを選んでみませんか?

最後に:VISA派だった私が選んだ1枚は…

国内利用のしやすさ、旅行保険の手厚さ、ANA航空券購入時のマイルアップを総合的に見て、私が最終的に選んだのはANA JCBワイドゴールドカードでした。

国内でも海外でも安心して使える、バランスの良い1枚です。

将来SFCやANA JCBカード プレシャス(Precious)を目指す人にとっても、ワイドゴールドはスタートカードになります。

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