ベルギー・ブリュッセル|立地抜群LATROUPE Grand Place Hostel 宿泊レポート

パリからブリュッセルへ。安くて安心な宿を探す。

パリから仕事でブリュッセルへ行く用事があり、せっかくなので一泊することに。

宿では寝るだけの予定だったので、ヨーロッパ特有の高い宿泊費を考慮しつつ、「安くて治安がよく、クチコミ評価も高い」「駅から徒歩圏内」、そんな条件で探してヒットしたのが、LATROUPE Grand Place Hostel(ラトループ・グランプラス・ホステル)でした。

空きがあったのは男女共用のドミトリールームのみ。

正直、少し戸惑いましたが、1階にバー付きという雰囲気にも惹かれて宿泊を決意。

実際に泊まってみると、スタッフは親切、施設は清潔で快適。

観光地にも徒歩でアクセスでき、短時間ながらブリュッセル&ブルージュをしっかり満喫できる拠点になりました。

LATROUPE Grand Place Hostelの外観。ブリュッセル中心部に位置するホステルで、1階にバーを併設している。

ブリュッセル中心部にあるLATROUPE Grand Place Hostelの外観。1階にはバーも併設。

LATROUPE Grand Place Hostelを選んだ理由

ブリュッセルには観光で訪れる人が多く、ホテルの価格もヨーロッパらしく全体的に高めです。

私の場合は、仕事の用事を終えたあとに観光し、翌日にはパリに戻るという短期滞在だったため、宿では寝るだけでした。

そこで、 Agoda(アゴダ)を使って、宿泊費を抑え、以下のようなポイントを重視して選びました。

  • 宿泊費が1万円前後

  • 治安がよく、夜でも安心して歩けるエリア

  • 駅から徒歩圏内(荷物を持っての移動を想定)

  • クチコミ評価が高く、写真の印象が良いこと

その条件に合致したのが、LATROUPE Grand Place Hostel(ラトループ・グランプラス・ホステル) でした。

空きがあったのは、男女共用のドミトリールーム(6人部屋)のみ

海外で男性と同室になることには少し戸惑いがありましたが、宿泊費は61.64ユーロ(1泊54.16ユーロ+諸税・サービス料7.49ユーロ)と手頃で、日本円にすると当時のレートで約1万円前後。

さらに、クチコミには「清潔」「スタッフが親切」「立地が便利」といった高評価が多く、最終的に予約・宿泊することにしました。

パリ〜ブリュッセル間の移動にはユーロスター(旧タリス)を利用しました。

列車の予約方法や料金の確認方法は、別記事でまとめています▼

パリ〜ブリュッセルの行き方、ユーロスターの料金・時刻はOmioで検索OK

ベルギーの宿 LATROUPE Grand Place Hostelのルームキー  緑色のカード に「WELCOME HOME」の文字

LATROUPE Grand Place Hostelのルームキー

※この記事は2023年に宿泊した体験をもとに書いています。

料金やサービス内容は変更になっている可能性もありますので、最新情報は予約サイトでご確認ください。

ベルギービールが飲めるバー

そして、もうひとつの決め手が、1階にバーが併設されているいること

ベルギービールを飲みたかった私にとって、この点も大きな魅力でした。

LATROUPE Grand Place Hostelのロビーにあるバーと、グラスに注がれたベルギービール「ヒューガルデン」

LATROUPE Grand Place Hostelの1階にあるバー。到着後にベルギーの定番ビール「ヒューガルデン」でひと息。

ビールの他にレモネードもありました。お酒が苦手な方でも利用できます(2023年時点)。

LATROUPE Grand Place Hostelの吹き抜け天井と客室階。1階部分には飲食・コワーキングスペースがあり、明るく開放的な空間が広がっている。

ホテル中央に広がる吹き抜け構造。1階部分は飲食やコワーキングに使える共有スペースになっています。

立地・治安・アクセス|駅や観光地までの距離感と安心感

※距離の後に記載している(所要時間)は、すべて徒歩での目安です。

宿の周辺には有名観光スポットがぎゅっと集まっていて、立地の便利さは抜群でした。

たとえば、グランプラス(Grand-Place)までは約400m(約5分)、小便小僧(Manneken Pis)へは約250m(約3〜4分)ほどと、どちらも歩いてすぐでした。

夕食は、老舗レストラン「シェ・レオン Chez LEON」でムール貝を食べたくて向かっていたのですが、その途中、まるでおとぎ話のような世界に迷い込んだかのような風景に出会いました。

そこが、美しくライトアップされたグランプラスだったのです。

ブリュッセルの夜の風景と「Chez LEON」で味わったムール貝とフレンチフライの美味しさに、心から満足しました。

夜でも人通りが多く、治安の悪さは特に感じませんでした

実際、宿に戻る際も女性ひとりで歩いていて怖さを感じることはありませんでした。

とはいえ、グランプラスなど人が多く集まる場所ではスリ被害も報告されており、また、路上で声をかけられるなどの軽犯罪もゼロではありません。

安心感はありましたが、気を緩めず、注意を払って行動することが大切だと感じました。

翌朝は、ギャルリ・サンテュベール(Galeries Royales Saint-Hubert)にある「MAISON DANDOY」で、ベルギーワッフルとホットチョコレートを楽しみました。

宿からギャルリ・サンテュベールまでは、約400m(約5分)

グランプラスからも近く、約300m(約3分)でアクセスできます。買い物や散策にも便利な立地です。

また、ブリュッセル中央駅(Bruxelles-Central)までは約900m(約10〜12分)

そこから電車でブルージュへ日帰り旅行もでき、限られた滞在時間の中でもブリュッセルとブルージュの両方を楽しむことができました。

(ブルージュ観光の詳細は、後日別記事でご紹介予定です。)

パリに戻る際は、最寄りのメトロ駅「アネッセン(Anneessens)」まで約220m(約3分)

荷物が多かったため、アネッセン駅から2駅乗って、メトロの南駅(Gare du Midi)へ。

さらに、ブリュッセル南駅( Bruxelles-Midi / Brussel-Zuid)へ移動、そこから高速鉄道ユーロスター(旧タリス)に乗ってパリへ戻りました。

なお、宿からブリュッセル南駅までは約1.4km(約20分)ほど。

空港(ブリュッセル空港 / BRU)からは約11.5kmの距離にあります。

LATROUPE Grand Place Hostelの外観。ブリュッセル中心部に立地し、観光名所や駅へ徒歩でアクセス可能。

朝の光に映えるLATROUPE Grand Place Hostelの外観

LATROUPE Grand Place Hostel 周辺マップと徒歩圏の観光地

LATROUPE Grand Place Hostel は、ブリュッセル観光の中心エリアに位置しており、有名な観光名所や老舗グルメスポットが徒歩圏内に集まっています。

ここでは、実際に訪れた場所や便利に利用できた施設を、地図と写真を交えてご紹介します。

観光・アクセス・食事まで、短期滞在でも無理なく満喫できる立地の良さを、ぜひご参考にしてください。


■ グランプラス(Grand-Place / Grote Markt)

世界遺産にも登録されているブリュッセルの中心広場。宿からは約400m(徒歩約5分)とアクセス抜群。

夜はライトアップされ、まるでおとぎ話のような幻想的な風景が広がります。

夜のグランプラス(Grand-Place)|ライトアップされた広場と歴史的建造物が幻想的に浮かび上がる風景

ライトアップされたグランプラス。幻想的な雰囲気に包まれるブリュッセルの中心広場(Grote Markt)

住所:Grote Markt, 1000 Brussel, Belgium

 

■ Chez LEON(シェ・レオン)

ムール貝料理が名物のレストラン。グランプラス近くにあり、観光の合間に立ち寄れる立地。

ムール貝と本場のフレンチフライの美味しさに感動しました。

ブリュッセルの老舗レストラン『Chez LEON(シェ・レオン)』ムール貝料理が名物。夜のライトアップが印象的な外観

ライトアップされた『シェ・レオン)』の外観。グランプラスから路地を通り抜けてすぐ。

店内の様子はInstagramでも紹介中 👉 @tabitabiwagamama

住所:Rue des Bouchers 18, 1000 Bruxelles, Belgium

 

■ 小便小僧(Manneken Pis)

ブリュッセルの定番スポット。宿から約250m(徒歩約3〜4分)で、街歩きのついでに気軽に立ち寄れる距離です。

実際に見ると想像以上に小さく、「世界三大がっかり名所」のひとつとしても知られています。

ちなみに、残りの2つはシンガポールの「マーライオン」と、デンマーク・コペンハーゲンの「人魚姫の像」。

いずれも「想像と違った!」という驚きも含めて旅のネタになるので、がっかりもまた旅の醍醐味かもしれません。

ブリュッセル観光の定番、小便小僧(Manneken Pis)小便小僧(Manneken Pis)。柵越しに見える姿は想像以上に小さい。

小便小僧(Manneken Pis)。石造りの壁に囲まれ、柵の中にちょこんと立つ姿が印象的。想像よりずっと小さくて驚きました。

住所:Rue des Grands Carmes 26, 1000 Bruxelles, Belgium

 

■ ギャルリ・サンテュベール(Galeries Royales Saint-Hubert)

ヨーロッパ最古のガラス屋根の商店街。

宿から約400m(徒歩約5〜6分)。

チョコレート店やワッフルの名店が並び、美しいアーケードは散歩にも最適です。

ガラス屋根から光が差し込む、ブリュッセルの歴史あるアーケード「ギャルリ・サンテュベール」。ヨーロッパ最古の商業ギャラリーで、高級ショコラ店やカフェが軒を連ねる。

ガラス屋根から差し込む自然光が美しい、ギャルリ・サンテュベール(Galeries Royales Saint-Hubert)。19世紀に完成した歴史あるアーケード。

住所:Galerie du Roi 5, 1000 Brussel, Belgium

 

■ MAISON DANDOY(メゾン・ダンドワ)

ギャルリ・サンテュベール内にある老舗のワッフル店。

朝食やカフェ休憩にぴったりで、私はホットチョコレートと一緒にワッフルを楽しみました。

ブリュッセルのギャルリ・サンテュベール内にある老舗ワッフル店『メゾン・ダンドワ』の外観。アンティーク調の半円の窓枠が特徴。ホットチョコレートもおすすめ。

ギャルリ・サンテュベール店『メゾン・ダンドワ』でひと休み。店内にも客席あり。

店内の様子はInstagramでも紹介中 👉 @tabitabiwagamama

■ メトロ駅「アネッセン(Anneessens)」

宿から一番近い地下鉄駅。

徒歩約220m(約3分)で、荷物が多いときの移動にも便利です。

私はここからメトロの南駅(ブリュッセル南駅は乗り換え)へ移動しました。

ブリュッセルのメトロ駅「アネッセン(Anneessens)」の入口。地下へと続く階段と駅名サインが写る。

メトロ駅「アネッセン(Anneessens)」の入口。宿から徒歩数分とアクセスも良好。

※アネッセン駅の正確な地図表示が難しいため、マップの掲載は省略しています。

■ ブリュッセル中央駅(Bruxelles-Central)

ブルージュなど郊外への移動に便利な主要駅。

宿からは約900m(徒歩約11〜12分)で、観光と移動の両方の拠点として活用できます。

ベルギー ・ブリュッセル中央駅(Bruxelles-Central)の外観。観光の拠点に便利な立地。

ブリュッセル中央駅。グランプラスまでは徒歩数分。

住所:Carr de l'Europe, 1000 Bruxelles, Belgium

 

■ メトロ 南駅(Gare du Midi )& ブリュッセル南駅(Bruxelles-Midi / Brussel-Zuid)

宿からは約1.4km(徒歩約20分)、またはメトロでアネッセン駅から2駅で南駅(Gare du Midi )へアクセス可能です。

ユーロスター(旧タリス)の発着駅は、ブリュッセル南駅(Bruxelles-Midi / Brussel-Zuid)です。

ベルギー・ブリュッセルのメトロ南駅のホーム。赤いベンチと路線案内サインが写っている。ユーロスター高速鉄道へ乗り換えのため下車。

メトロ南駅(Gare du Midi)の構内。宿から最寄りのアネッセン駅はこの路線沿いにあります。                    ユーロスター(旧タリス)乗り換えのため下車。

ガラス張りの外観が特徴のブリュッセル南駅。ユーロスター(旧タリス)の発着駅として利用される。

ブリュッセル南駅(Bruxelles-Midi / Brussel-Zuid)は、ユーロスター(旧タリス)の発着駅です。

パリ〜ブリュッセル間の移動にはユーロスター(旧タリス)が便利です。

列車の予約方法や料金の確認方法は、別記事でまとめています▼

パリ〜ブリュッセルの行き方、ユーロスターの料金・時刻はOmioで検索OK

住所:Av. Fonsny 47B, 1060 Bruxelles, Belgium

 

宿泊した部屋|男女共用ドミトリーの様子

限られた予算でも、安心して滞在できる宿を選びたい!

そんな方におすすめなのが、LATROUPE Grand Place Hostelのドミトリールーム。

今回は、実際に宿泊した男女共用ドミトリー(6人部屋)の様子をご紹介します。

ベッドまわりの雰囲気やロッカーの収納力、室内にあるシャワーやトイレなど、気になる点を写真付きで詳しくレポートします。

LATROUPE Grand Place Hostelの男女共用ドミトリー(6人部屋)。木製の二段ベッドにカーテンが付き、プライバシーを確保。

プライバシーに配慮された木製の2段ベッド。各ベッドにカーテンとコンセント付きで、落ち着いた雰囲気の男女共用ドミトリー。

ベッドまわりとロッカーの設備

室内のロッカーには鍵が付いていなかったため、フロントで南京錠を購入して施錠しました。

ロッカーの大きさは、普通サイズのリュックサック1個、またはボストンバッグ1個が入る程度です。

以下に掲載の写真は少しぼけていますが、実際のロッカー配置やサイズ感が伝わればと思います。

スーツケース(M・L・XLサイズ)を収納したい場合は、地下の共用エリアにある有料のロッカールームを利用できます。

※有料ロッカールームの詳細は、後述します。

室内にあるシャワー&トイレ

男女共用ドミトリーだったため、室内にあるシャワーやトイレがどんな感じか少し不安もありましたが、想像以上に清潔で快適でした。

すべて室内にあったため、便利でした。

LATROUPE Grand Place Hostelは以下の予約サイトからご利用いただけます。

Agodaで予約する Booking.comで予約する Expediaで予約する

地下の有料ロッカールーム|スーツケースも安心保管

チェックアウト後、ブルージュへ日帰り旅行に出かけるため、地下にある有料ロッカールームを12時間利用しました。

このロッカーは、チェックアウト後でも利用できるのが便利なポイント。

操作はロッカールーム内のタッチパネル式の画面で行うため、キーカードを返却した後でも問題なく使用できます

利用時間は、3時間・12時間・24時間から選択可能。

スーツケース(荷物)の対応サイズも幅広く、M・L・XLサイズまで収納できます。

私はショッピングバッグを格納できるMサイズのロッカーを利用しました。

LATRoupe Grand Place Hostelの地下にある有料ロッカールームの全体写真。緑のロッカーが整然と並ぶ。

地下にある有料ロッカールームの全景。大型スーツケースも収納でき、チェックアウト後の荷物預けにも便利です。

※2023年時点の情報です。レイアウトや料金体系などは変更されている可能性があります。

※ロッカー番号は忘れずに覚えておいてください。

1階バーと吹き抜けスペースでくつろぐ

ブルージュ日帰り旅行を終えた後、ベルギー初のクラフトビール「ラ シュフ(LA CHOUFFE)」をグラスで一杯。

パリ行きのユーロスター(旧タリス)の出発まで時間があったので、宿の1階にあるバー隣接のスペース(BREAKFAST&COWORKING)でくつろぐことができました。

パソコンを広げて作業している人の姿もあり、旅の合間に落ち着ける雰囲気です。

最後に地下のロッカールームに預けていた荷物を取り出し、アネッセン駅へと向かいました。

LATROUPE Grand Place Hostelの1階にある飲食&コワーキングスペース。吹き抜け天井から自然光が差し込む落ち着いた空間。

LATROUPE Grand Place Hostelの1階。飲食とコワーキングができるスペースは吹き抜け天井で光が差し込み落ち着いた雰囲気。         

※ヨーロッパでは1階を0階と表現しますが、この記事では1階と書いています。

宿泊を終えて感じたこと

スタッフの丁寧な対応、清潔で快適な設備、ブリュッセルの観光名所から徒歩圏という立地の良さ。

どれも期待以上でした。

当初、男女共用ドミトリーに不安はありましたが、同室の宿泊者と顔を合わせることもなく、トラブルもなし。

寝るだけなら十分に快適でした。

限られた時間の中でブリュッセルの街を効率よく巡れたのも、LATROUPE Grand Place Hostelを拠点にできたからです。

弾丸旅行や短期滞在の方、女性ひとり旅の方にも自信を持っておすすめできる宿です。

私は滞在中に犯罪に遭うことはありませんでしたが、万が一に備えて、スマホはストラップに固定して肩から斜め掛けしたまま眠るなど、就寝中の防犯対策を心がけていました。

宿の雰囲気が良く、つい安心しがちですが、旅先ではどこにいても「用心する気持ち」を忘れずに。

気を張りすぎる必要はありませんが、最低限の注意を払うことで、より安心して滞在できるはずです。

この宿が気になった方は、以下のサイトから予約できます。

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詳しい内容は、こちらの記事にまとめています。

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