ユーロスター(旧タリス)で快適移動!パリからブリュッセルへ【Omioで日本語検索してみた】

パリ北駅に停車中のユーロスター(旧タリス)の赤い車体|ブリュッセル行き高速鉄道

パリ北駅に停車中のブリュッセル行き旧タリス(現ユーロスター)|2023年9月撮影

パリからブリュッセルへ移動するなら、鉄道・バス・飛行機…どれが一番便利?

迷っている方におすすめなのが、ユーロスター/ Eurostar(旧タリス / formerly Thalys)です。

ユーロスター(旧タリス )は、パリ〜ブリュッセル間を結ぶ高速鉄道です。

でも、「所要時間や料金はどのくらいかかるの?」と気になりますよね。

そこで今回は、日本語に対応した交通検索アプリ「Omio(オミオ)」を使って、ユーロスター(旧タリス)の時刻や料金を実際に検索・比較してみました。

私はチケット自体は、ユーロスター(旧タリス)の公式サイトから直接予約しましたが、Omioを使って検索することで、パリとブリュッセル間の最適な発着時刻をスムーズに決めることができ、旅の計画がとても楽でした。

Omioアプリでチケットを購入しなくても、「日本語で簡単に時刻や料金を調べられる手軽さ」は大きな魅力です。

この記事では、ユーロスター公式サイトとOmioの料金や使いやすさを比較しながら、Omioのメリット、ユーロスター乗車時の注意点をわかりやすく紹介しています。

実際に使った人の声が気になる方に向けて、X(旧Twitter)での口コミをまとめた別記事へのリンクもあわせて掲載しています。

これからヨーロッパを旅する方の参考になれば幸いです。

パリ〜ブリュッセルの移動は「ユーロスター」がおすすめ

なぜユーロスターなのか?(所要時間&快適性)

パリからブリュッセルへの移動手段としては、鉄道・バス・飛行機など複数ありますが、中でもおすすめなのが高速鉄道のユーロスター(Eurostar/旧タリス)です。

所要時間は約1時間22分。バスや飛行機に比べて圧倒的にスピーディーで、パリ市内のパリ北駅(Gare du Nord)から、ブリュッセル市内のブリュッセル南駅(Bruxelles-Midi/ Zuid)まで直行できるのも大きな魅力です。

また、チェックインは出発の約30〜45分前でOK(推奨は60分前)。

空港のような長時間の手続きが不要な点も、ユーロスターを利用するメリットの一つ。

車内にはWi-Fiや電源、ゆったりした座席もあり、移動中は快適に過ごせます。

2023年9月に乗車したユーロスター(旧タリス)の車内。赤いシートが並ぶ2等車の様子。

ユーロスター(旧タリス)の車内は赤を基調にしたシートで、落ち着いた雰囲気。足元も広めで快適でした。 |2023年9月撮影

補足:ブリュッセル南駅の表記について

ブリュッセル南駅は、フランス語での表記「Bruxelles-Midi(ブリュッセル・ミディ)」と、オランダ語での表記「Brussel-Zuid(ブリュッセル・ザウド)」の2種類があります。

ブリュッセル南駅入口やユーロスターの公式ホームページでは両方の表記があります。

「Brussel-Midi|Brussel-Zuid」と書かれたブリュッセル南駅のガラス張りの駅舎入口

ブリュッセル南駅の入口。フランス語とオランダ語の両方で表記されています。

「旧タリス」時代から変わった点

以前は「タリス(Thalys)」として運行されていたこの区間の高速鉄道は、2023年10月よりユーロスター(Eurostar)ブランドに統一されました。

見た目や設備の大きな変更はありませんが、ロゴやサービス名称がすべてユーロスターに統一されたことで、よりヨーロッパ全体の鉄道ネットワークとの接続性が高まりました。

また、チケット予約や運行情報の検索も、ユーロスターの公式サイトやアプリに一本化されました。

荷物の持ち込み制限は?【クラス別に詳しく解説】

ユーロスターでは、飛行機のような重量制限はありません

ただし、クラスによって個数の上限が決まっています。以下に、各クラスのルールをまとめました。

■ Eurostar Standard(スタンダード)

  • 大きな荷物:2個まで

  • 手荷物(ハンドラゲージ):1個まで

  • 子どもは大きな荷物1個+手荷物1個の持ち込み可

  • ベビーカー(バギー)は無料で持ち込み可(折りたたみ必須)

  • 液体物の制限なし(アルコール類は一部制限あり)

■Eurostar Plus(プラス)

  • 内容はStandardと同じ

    • 荷物2個+手荷物1個まで

    • 子ども用荷物・バギー対応も同様

    • 液体・アルコールの条件も同様

■ Eurostar Premier(プレミア)

  • 大きな荷物:3個まで

  • 手荷物(ハンドラゲージ):1個まで

  • その他の条件(子ども、ベビーカー、液体制限など)は他クラスと同様

📌 荷物サイズの注意点

  • ロンドン発着路線:最大85cmまでの荷物を持ち込み可

  • ロンドン以外の路線(例:パリ〜ブリュッセル):最大75cmまで

※「手荷物(ハンドラゲージ)」とは、バックパック、ハンドバッグ、ブリーフケース、ラップトップバッグなど、座席や膝元に置ける小型の荷物を指します。

💡旅行者へのポイント

  • 荷物には必ず名前のラベル(ネームタグ)をつけましょう。

  • 車内には収納スペースがあり、上部ラックや車両端に置くスタイルです。

  • 液体の制限がないため、飛行機と違って化粧水・飲み物もそのまま持ち込めます。

パスポートは必要?

ユーロスター(旧タリス)でフランス・パリからベルギー・ブリュッセルへ移動する場合、原則として国境を越えるためパスポートの携帯が必須です。

実際、私が2023年に利用した際には、パスポートの提示は求められませんでしたが、持参しないのは非常にリスクがあります。念のため常に携帯しましょう。

なお、パリ〜ロンドン間を利用する際は注意が必要です。

2025年1月8日以降、ビザ免除の渡航者も「電子渡航認証(ETA)」の取得が義務化されました。

ただし、今回の行き先であるベルギー・ブリュッセルへは現時点でETAは不要です。

Omioでユーロスターを検索してみた【スクショあり】

Omioで検索したパリ発ブリュッセル行きユーロスターの時刻と料金一覧(2025年7月検索)

Omioアプリで検索したユーロスターの時刻と価格一覧。日本語対応&日本円表示でわかりやすい。(2025年7月検索・パリ発ブリュッセル行き)

日本語で入力できる手軽さ

Omioは、日本語で都市名を入力して簡単に検索できるのが魅力。

たとえば「パリ北駅」→「ブリュッセル南駅」と入力するだけで、複数の移動手段(鉄道・バス・飛行機)が一度に表示されます。

表示された時刻や料金(具体例と感想)

2025年7月に「9月13日のパリ発ブリュッセル行き」を鉄道で検索してみたところ、以下のように時間帯によって料金が異なる結果が出ました。

  • 8:51発 → 10:17着:約1時間26分、9,018円

  • 9:51発 → 11:17着:約1時間26分、12,883円

  • 10:25発 → 11:47着:約1時間22分、7,178円(最安&最速)

時間帯で料金に差があるため、目的地での予定に合わせつつ、安い時間帯を選ぶのがオススメです。

料金は日本円で表示されるため、非常に明瞭で比較しやすいのも嬉しいポイント。

※料金は出発日が近づくにつれて高くなる傾向があります。

Omioを使って早めに検索・比較しておくと、お得な便を見つけやすくなります。

この検索結果を参考に、次はユーロスターの公式サイトで詳細を確認してみましょう。

ユーロスター公式サイトでの検索結果【英語表記&ユーロ建て】

「ユーロスター公式サイトで調べたパリ発ブリュッセル行き列車の料金と時刻一覧(2025年9月13日出発)。スタンダード・プラス・プレミアのクラス別料金比較を掲載」

ユーロスター公式サイトでの価格比較画面。パリ〜ブリュッセル間は時間帯・クラスで料金が大きく異なる。|2025年7月時点

2025年7月18日時点で、パリ北駅10:25発・ブリュッセル南駅11:47着のユーロスター(所要時間:約1時間22分)は、公式サイトでは39ユーロ(約6,742円)で購入可能です。

同じ時間帯の便は、Omioでは7,178円となっており、レート次第ではありますが公式サイトの方がややお得になる場合があります。

ただし、公式サイトは英語表記&ユーロ決済のみ対応のため、慣れていない方には少しハードルがあるかもしれません。

一方、Omioは日本語対応&日本円表示で購入が簡単。

数百円の手数料が加算されるというデメリットはありますが、英語が不安な方や手軽に予約したい方には安心の選択肢です。

※公式サイトでも、出発日が近づくにつれて料金が上がる傾向があります。なるべく早めの予約が安心です。

チケットの受け取り方法は?スマホ画面でOK?紙も必要?

ユーロスター公式サイトとOmio、それぞれの料金や使いやすさを比較する前に、まずは気になるチケットの受け取り方法や言語対応についても確認しておきましょう。

■チケットの受け取り方法

ユーロスターのチケットは、公式アプリまたは登録メール(PDF)で受け取るのが一般的です。

  • 印刷不要で、スマホ画面の提示だけで乗車可能

  • Apple Walletにも対応しています

  • Omio経由の予約でも、PDFやアプリで同様に受け取れます

  • 紙チケットの郵送はありません

※ただし、スマホの紛失・盗難・充電切れ・故障など、画面が表示できなくなるリスクも考えられます。

万が一に備えて、PDFを紙に印刷して持参すると安心です。

■予約ページの言語は?英語が苦手でも大丈夫?

ユーロスター公式サイトは、英語・フランス語・オランダ語・ドイツ語など複数の言語に対応しています。

本記事では英語画面を基準にご紹介していますが、公式サイト上部のメニューから言語切り替えが可能です。

一方、Omioは日本語に対応しており、サイトやアプリの表示・予約手続きもすべて日本語で進められます

英語に不安がある方や、海外サイトに慣れていない方でも使いやすいのが特徴です。

ユーロスター公式サイトとOmioの料金を比較してみた

以下は、2025年7月に「9月13日のパリ発ブリュッセル行き」を検索した際の比較です。

出発時間 所要時間 販売サイト 料金 備考
10:25発 1時間22分 Omio 7,178円 日本語対応・手数料あり
10:25発 1時間22分 公式サイト €39(約6,742円) 2025年7月18日時点の換算

乗車した際のチケットを公開!|パリ→ブリュッセル

参考までに、2023年9月13日に私が実際に利用した旧タリス(現ユーロスター)のチケットを掲載します。

出発はパリ北駅、到着はブリュッセル南駅。Standardクラスで、料金は95ユーロでした。

※復路のチケットもありますが、本記事では往路のみを掲載しています。

2023年9月13日に乗車した旧タリス(現ユーロスター)のeチケット。パリからブリュッセル行き、Standardクラス、料金95ユーロ。

2023年9月13日、パリ北駅発〜ブリュッセル南駅行きの旧タリス乗車チケット(Standardクラス/95ユーロ)

結論|安さを取るか、安心感を取るか

どちらの購入方法にもメリット・デメリットがあり、自分に合った選び方がポイントです。

✅ こんな方には「公式サイト」がおすすめ

  • 少しでも安く購入したい

  • 英語の操作に抵抗がない

  • 手数料をかけたくない

✅ こんな方には「Omio」がおすすめ

  • 日本語で安心して操作したい

  • 通貨を日本円で確認したい

  • 他の路線や交通手段(バス・飛行機)もまとめて比較したい

価格重視か、安心重視か。

どちらを優先するかで選び方は変わります。

目的や旅慣れ度に合わせて、最適な方法を選んでみてください。

検索だけでも便利?使って感じたOmioのメリット

Omioは、チケットを予約しなくても「検索機能」だけで十分に活用できます。

以下のような点がとても便利だと感じました。

  • 出発時刻・所要時間が一目でわかる

    たとえば「パリ北駅(Gare du Nord)発、ブリュッセル南駅(Bruxelles-Midi/ Zuid)行き」などの検索をすると、出発時間ごとの所要時間が一覧で表示され、旅の計画が立てやすくなります。

  • 鉄道・バス・飛行機など複数の移動手段を一括で比較

    移動時間や料金を見比べながら、自分に合った手段を選べます。時間優先か、コスト重視か、その場で判断可能です。

  • 日本語対応だから、英語が苦手でも安心

    Omioは日本語での検索・表示ができるため、外国語が不安な方でも迷わず使えます。

    料金も日本円で表示されるため、旅費の算出にも便利です。

ブリュッセル南駅「Brussel-Zuid」のホームに停車中のタリス( Thalys)列車と乗客の様子 2023年9月撮影

ブリュッセル南駅(Brussel-Zuid)のホームに停車中のタリス。駅構内ではオランダ語表記が使われています。|2023年9月撮影

X(旧Twitter)での口コミ紹介|メリット・注意点の声

Omioについての口コミは、以前別の記事で紹介しています。

👉 Omioの評判・口コミまとめはこちら

「使ってよかった」「日本語で予約できて安心」などの声がある一方、「公式サイトの方が安い」といった意見も見られました。

気になる方は、上記リンクからリアルな利用者の声をぜひチェックしてみてください。

海外でスマホはどうする?旅行前にeSIMの準備を

ユーロスターを予約したら、次は現地でのネット環境の準備もお忘れなく。

最近は、SIMカードの差し替え不要で使える「eSIM」が主流になってきています。

空港でSIMカードを探したり、フリーWi-Fiをあてにするよりも、事前にeSIMを用意しておくと安心&快適です。

なかでもおすすめはこの2つ:

■ Holafly(オラフライ)|無制限で使い放題

・ヨーロッパ周遊プランあり

・LINEやメールのやりとりが多い人や、Googleマップをよく使う人に最適

・ 日本語サポート(チャット&LINE)ありで安心


■ Saily(セイリー)|容量制プラン&セキュリティ重視

・3GB〜20GBまで用途に合わせて選べる

・「広告ブロック」や「Web保護機能付き」で、公共Wi-Fiの危険も軽減

・日本語フォームでの問い合わせが可能

どちらもスマホにQRコードで簡単インストール可能。

出発前に設定しておけば、到着後すぐネットが使えます。

ブリュッセルの宿泊はどこが便利?中央駅・グランプラス周辺がおすすめ

ブリュッセル中央駅の外観。ブルージュへの日帰り旅に便利な立地で、周辺にはグランプラスなど観光名所も集まる。

ブリュッセル中央駅|ブルージュへの日帰り旅にも便利。観光スポットも徒歩圏内に多数。

私が実際に宿泊したのは「Latroupe Grand Place Hostel(ラトループ・グランプラス・ホステル)」。

ブリュッセル中央駅やグランプラスに近く、ブルージュへの日帰りにも便利な立地でした。

※Agodaで満室だった場合や他のプランを比較したい方は、

ブリュッセル中央駅近くのラトループ・グランプラス・ホステルのエントランス外観。駅や観光地から徒歩圏で便利。

Latroupe Grand Place Hostelのエントランス。中央駅やグランプラスに近く、ブルージュへの日帰りにも便利。

まとめ|Omioはこんな人におすすめ

Omioがおすすめの人

  • 出発時刻やルートを日本語で素早く調べて旅程を組みたい人

  • 英語の公式サイトでの予約に不安がある人

  • 鉄道・バス・飛行機など複数の交通手段を比較したい人

👉 関連記事:Omioとは?海外の鉄道・バスを日本語で検索・予約できる便利アプリ

パリ〜ブリュッセル間に限らず、海外の見知らぬ土地で交通手段を探す際、各公式サイトを現地の言語で調べるのは時間も労力もかかります。

複数都市をめぐる旅行や出張では、日本語対応の「Omio」があれば、検索の手間を省いて限られた時間を有効に活用できます。

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