Saily(セイリー)eSIMの強みと料金|他社比較(NordVPNの安心感)
2025年11月更新
Saily eSIMって実際どう?
使って分かったのは、アプリで残容量を一目で確認でき、容量(GB)を管理できるので、使いすぎを防止できます。
さらに、Saily(セイリー)は、VPNサービスで知られるNordVPN(ノードブイピーエヌ)を運営するセキュリティ専門の会社が手がけているので安心感があります。
海外旅行や出張の際、「どのeSIMを選べばいいの?」「料金や機能の比較が難しい」と感じている方に向けて、この記事ではセキュリティに強みのあるSailyの特徴や、他社との違いをわかりやすくまとめました。
*eSIMは、「embedded(埋め込み)」の頭文字「e」を付けたSIMのことで、スマホ本体に内蔵されたSIMです。
物理カードを入れ替える必要はなく、スマートフォンがインターネット経由で、通信に必要な設定情報を自動で読み込み、すぐに使い始めることができます。
eSIMを利用するには、以下の2つの条件を満たしている必要があります。
- SIMフリーのスマートフォンであること
- eSIM対応機種であること(iPhoneはXR以降が対応)
※画像出典:Saily公式サイトより https://saily.com/ja
タップできる目次
- ・Saily(セイリー)って?
- ・注目ポイントまとめ|Sailyのここが「すごい」!
- わずらわしい広告をカット|サクサク動く快適ネット
- オンラインの脅威から守る「ウェブ保護機能」
- 自宅で視聴していた動画やサービスを海外でも継続アクセス
- データ容量の節約
- 残容量をひと目で確認できる安心設計
- ・こんな人にSailyはおすすめ!
- ・日本語での問い合わせは可能?Sailyのサポート対応について
- ・容量プランを選ぶ前に|旅行中のデータ使用量の目安
- ・「現地に着いた瞬間から自動で使える」って本当?
- ・日数と容量!Sailyと他社eSIMの料金比較
- ・まとめ|価格より“安心と管理のしやすさ”で選ぶならSaily
Saily(セイリー)って?
Sailyを運営しているのは「Nord Security(ノードセキュリティ)」というセキュリティ専門の会社です。
この会社は、世界中で使われているVPNサービス「NordVPN(ノードブイピーエヌ)」も手がけています。
VPNとは、フリーWi-Fiなどでの、通信内容を第三者から守ってくれる仕組みのこと。
Sailyも、そんなネット上の安全を守るプロの会社が手がけている海外eSIMサービスです。
※画像出典:Saily公式サイトより https://saily.com/ja
「現地に着いた瞬間から自動で使える」って本当?
Sailyは「現地に着いた瞬間から自動で使える」と公式サイトに書かれていますが、これは事前にeSIMをインストールし、到着後に端末のモバイル通信設定をSaily側へ切り替えれば即接続できるという意味です。
たとえば iPhone の場合は、次の設定を行うことでメインSIMを抜かずともSailyを利用することが可能です。
設定 → モバイル通信
メイン回線のデータ通信をオフにする
モバイルデータ通信→Saily eSIM(カスタム名称を設定)をオン
データローミングをオン
※ 画面名は機種やOSで多少異なります。公式ヘルプの手順も参考にしてください。
注目ポイントまとめ|Sailyのここが「すごい」!
いろいろ調べてみたなかで、「これは便利!」と感じたSailyの特徴をまとめました。
Sailyには、ただネットにつながるだけではない「使いやすさ」や「安心感」を高める機能がいくつも用意されています。
特に次のような点が注目ポイントです。
◇ わずらわしい広告をカット|サクサク動く快適ネット
Sailyのアプリでは、広告ブロック機能をワンタップでオンにできます。
サイトやアプリ内の不要な広告を自動で非表示
表示が速くなり、スムーズにウェブ閲覧
無駄なデータ通信も減らせるので、容量節約にも◎
◇ オンラインの脅威から守る「ウェブ保護機能」
旅行中は、ホテルやカフェなどのフリーWi-Fiを利用する機会が多くなります。
ですが、こうした公共Wi-Fiには、通信内容を盗み見られるなどのリスクもあります。
有害なサイトを自動でブロック
広告や見えない追跡(オンライントラッカー)を制限して、プライバシーを保護
不正な通信を防ぎ、安全にインターネットを利用可能
セキュリティ面が不安な方でも、安心してネットを楽しめるよう配慮されています。
◇ 自宅で視聴していた動画やサービスを海外でも継続アクセス
Sailyには「仮想ロケーション機能」があり、スマホ上の位置情報を他の国に切り替えることができます。
この機能を使えば、たとえば日本で利用していた動画配信サービスやアプリにも、海外から制限なくアクセス可能です。
118カ国からロケーションを選択可能
よりプライベートにインターネットを使いたい人にもおすすめ
※仮想ロケーションの切り替えは、アプリから数秒で完了します。
◇ データ容量の節約
Sailyには、広告ブロック機能や不要な通信の制限機能があり、余計なデータ消費を防ぐことができます。
あらかじめ購入したeSIMのデータ容量を、無駄なく効率的に使いたい方におすすめです。
◇ 残容量をひと目で確認できる安心設計
アプリ上で残りのデータ量をすぐ確認でき、容量(GB)を管理しながら使いすぎを防止できます。
旅行中や出張中でも通信量の目安が分かるため、安心してネットが使えます。
Sailyアプリで残容量を確認できる画面。ベトナムで1GB利用時の表示例。
こんな人にSailyはおすすめ!
◇ 海外でのSIMカード・eSIM選びにいつも迷ってしまう人へ
「どのSIMが安い?ちゃんとつながる?」
「現地で買う?事前に用意する?」
海外でスマホを使いたいとき、毎回こうした悩みが出てくる方も多いのではないでしょうか。
Sailyなら、アプリからプランを選んで数分で設定完了。
あとは現地に到着するだけで、すぐに通信が使えます。
設定もシンプルなので、eSIM初心者の方にもおすすめです。
◇ スマホの設定が苦手な人でも安心
アプリでeSIMを事前にインストール。
あらかじめ設定を済ませておけば、現地到着後にすぐにスマホが使えます。
◇ 海外でもSNSや動画をストレスなく使いたい人
広告や不要な通信をカットして、ムダなデータ消費を防げます。
◇ カフェやホテルのWi-Fiが不安な人
通信内容を守るVPN機能つき。公共Wi-Fiでも安心です。
※VPNとは、通信を暗号化し、公共Wi-Fiでも盗み見や追跡を防ぐ仕組みです。
Sailyにはこの技術が活かされています。
日本語での問い合わせは可能?Sailyのサポート対応について
Sailyアプリのライブチャットで「Saily Bot」が日本語で即応!
アプリ内の「ヘルプ」ボタンからチャットまたはメール送信を選択できます。
ailyアプリのヘルプ画面。チャットやメール送信でサポートにアクセス。
容量プランを選ぶ前に|旅行中のデータ使用量の目安
「旅行中にどれくらいデータが必要かわからない…」という方に便利なのが、Saily公式サイト内の【データ使用量計算機】です。
地図アプリやSNS・音楽・動画など、どのアクティビティでどれくらい通信量を使うかが可視化でき、自分に合った容量プランの目安がわかります。
実は旅先では、GoogleマップのナビゲーションやSNSへの動画投稿、LINE通話などで気づかないうちにデータを消費していることも。
とくに動画の送受信や、クラウドへの自動アップロードは想像以上に容量を使うため注意が必要です。
- 📤 スマホで撮影した動画をSNSやクラウドへアップロード
- 📥 送られてきた動画の再生やダウンロード
- ☁️ iCloudやGoogleフォトとの自動同期
◇ 容量ごとの使用イメージ(10日間の旅行想定)
| 容量プラン | 1日あたりの目安 | 想定される使い方 |
|---|---|---|
| 500MB | 約50MB/日 | WEB閲覧中心、Googleマップをたまに利用 |
| 1GB | 約100MB/日 | LINE通話やチャット中心、写真の送受信も少し |
| 2GB | 約200MB/日 | SNSの閲覧や投稿がメイン、軽い動画再生 |
| 3GB | 約300MB/日 | 短めの動画視聴・送受信も想定 |
| 5GB | 約500MB/日 | SNSやGoogleマップ、動画視聴が日常的 |
| 10GB | 約1GB/日 | 中程度のネット利用者向け。YouTubeなどもOK |
※たとえば「動画視聴」は1時間で約1.5GB消費するため、毎日1時間以上観る方は5GB〜10GBでは足りない可能性も。
プランを選ぶ前に、Sailyの推定データ使用量計算機でチェックしておくのがおすすめです👇
※「GB(ギガ)」とは、インターネットを使うときの通信量の単位です。
容量プランは、「どれくらいスマホを使うか」だけでなく、「何に使うか」によって大きく変わります。
特に Googleマップや動画視聴をよく使う方 は、5GB〜10GBでも3〜5日程度で使い切ってしまう可能性があります。
そんな場合は無制限プランを検討すると安心です。
実際に私も、旅行中にスマホで動画を撮っていただけなのに、いつの間にかデータが足りなくなったことがありました。
「現地に着いた瞬間から自動で使える」って本当?
Saily eSIMは「現地に着いた瞬間から自動で使える」と公式サイトに書かれていますが、これは事前にeSIMをインストールし、到着後に端末のモバイル通信設定をSaily側へ切り替えれば即接続できるという意味です。
たとえば iPhone の場合は、次の設定を行うことでメインSIMを抜かずともSailyを利用することが可能です。
設定 → モバイル通信
メイン回線のデータ通信をオフにする
モバイルデータ通信→Saily eSIM(カスタム名称を設定)をオン
データローミングをオン
※ 画面名は機種やOSで多少異なります。公式ヘルプの手順も参考にしてください。
日数と容量!Sailyと他社eSIMの料金比較
海外eSIMを選ぶとき、「どのブランドがいいの?」「無制限と容量制限、どっちが自分に合っている?」と迷う方も多いはず。
この記事では、日数・容量・サポート体制などを軸に、Sailyと他社のeSIMプランを比較していきます。
◇ 無制限データ「10日間プラン」比較表
無制限データプランが提供されている”フランス”で使う場合を想定して、「10日間プラン」を他社と比較しました。
| ブランド | 料金(10日間) | 日本語での問い合わせ方法 | キャンペーン・特典 |
|---|---|---|---|
| Saily | 34.99 USD | アプリの「ヘルプ」ボタンから | |
| World eSIM | 4,980円 | メール「問い合わせフォーム」から | なし |
| Holafly | 33.90 EUR | チャットまたはLINEから | クーポン「TABIMAMA」で5%割引 |
料金は2025年10月30日現在の各公式表示額です。変更される場合があります。
World eSIMは日本企業なので、英語が苦手な方やeSIMが初めての方でも安心です。
Saily以外のeSIMについても、料金や特徴を比較した記事があります。
◇ 無制限データ対応国について(2025年6月時点)
Sailyの無制限データプランは、2025年6月時点でアメリカ・日本・フランス・スペイン・イタリア・タイなど、計37の国・地域で提供されています。
また、ヨーロッパ36カ国に対応した広域プランも利用可能です。
なお、無制限に対応していない国もありますので、購入前に必ずご確認ください。
◇ 容量別「30日間プラン」比較表
どの国でも使えるeSIMですが、今回は一例として“ベトナム旅行”を想定して、他社と比較しました。
SailyとAiraloの3GB〜20GBプランは、いずれも「30日間有効」です。
そのため、容量を使い切らなければ追加購入は不要。
旅行中にこまめに使う程度であれば、容量内で十分まかなえるケースが多く、安心して利用できます。
| ブランド | 容量 | 料金(30日間) | 日本語での問い合わせ方法 | キャンペーン・特典 |
|---|---|---|---|---|
| Saily | 3GB | 8.99 USD | アプリの「ヘルプ」ボタンから | 紹介クレジット(常設) |
| Saily | 5GB | 11.99 USD | アプリの「ヘルプ」ボタンから | 紹介クレジット(常設) |
| Airalo | 5GB | 11.50 USD | アプリ内チャット(24時間・多言語対応) | なし |
| Saily | 10GB | 19.99 USD | アプリの「ヘルプ」ボタンから | 紹介クレジット(常設) |
| Airalo | 10GB | 20.00 USD | アプリ内チャット(24時間・多言語対応) | なし |
| Saily | 20GB | 30.99 USD | アプリの「ヘルプ」ボタンから | 紹介クレジット(常設) |
| Airalo | 20GB | 30.50 USD | アプリ内チャット(24時間・多言語対応) | なし |
料金は2025年10月30日現在の各公式表示額です。変更される場合があります。
まとめ|価格より“安心と管理のしやすさ”で選ぶならSaily
Sailyについて調べ、実際に使用して分かったのは、最安ではない(他社にわずかに安いプランもある)一方で、セキュリティの安心感(NordVPNグループ)とアプリで残容量を一目で確認できる容量管理のしやすさが大きな魅力だということ。
旅先でホテルやカフェのフリーWi-Fiを使う場面でも、通信の安全性を確保しつつ、使いすぎを防ぎやすいのは心強い。
「価格だけでなく、安心して計画的に使いたい」人に向いているeSIMだと感じました。
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