ハノイでベトナムドン両替どこがいい?旧市街で人気の2店は安全か?

銀行や空港よりもお得なレートで外貨をベトナムドンに両替できる、ハノイ旧市街で人気の両替所2店は、「GIANG SON(ザンソン)」と「QUỐC TRINH(クオック・チン)」です。

ハノイ旧市街の両替所で受け取ったベトナムドン紙幣。さまざまな額面の紙幣と電卓が写っている。

ハノイ旧市街 130 Hàng Bạcの両替所 GIANG SON(ザンソン)で撮影。

2026年2月9日からベトナムでは外貨両替に関する罰則が強化されましたが、現地では以前と変わらず、多くの外国人旅行者が両替しています。

私も実際に利用しましたが、店内を見渡しても外貨両替の正式な認可を示すライセンスは見当たりませんでした。

「もし無許可だったら?」「警察が来たら、私も罰金を払うことになるの?」

そんなことも考えましたが、実際には問題なく両替できました。

ただし、私が両替できたから、外国人旅行者が大勢利用しているからといって、必ずしも安全とは限りません。

現地で両替する際は、こうしたリスクも理解したうえで、ご自身の判断と責任で利用してください。

この記事では、ハノイ旧市街で人気の両替所「QUỐC TRINH(クオック・チン)」と「GIANG SON(ザンソン)」の場所や特徴とともに、利用体験をお伝えします。

ハノイ旧市街で人気の両替所2選

GIANG SƠN(ザンソン)|Hàng Bạc(ハンバック通り)

ベトナム・ハノイ旧市街のHàng Bạc(ハンバック通り)にある人気の両替所GIANG SƠN(ザンソン)の外観。外国人旅行者でにぎわっている。

ベトナム・ハノイ旧市街のHàng Bạc(ハンバック通り)にある人気の両替所 「GIANG SƠN(ザンソン)」は右側。

一見怖そうでも、交渉に応じてくれる感じのいい男性店員がいます。

ハノイ旧市街のHàng Bạc(ハンバック通り)130番地には、両替所が2店並んでいます。

「GIANG SƠN(ザンソン)」は、いつも外国人で混雑しています。

有名なのはザンソンですが、隣の両替所の方がレートが良いときもあるので、両替前に両方のレートを確認するのがおすすめです。

両替するときは「Japanese Yen, how much?」と尋ねると、店員が電卓に「178.6」「164」などの数字を表示してレートを教えてくれます。

その電卓を借りて、例えば提示された「164」に対して「165」と入力して交渉すると、「164.5」になることもあります。

受け取れる金額は5,000ドンほどしか増えませんが、ちょっとした交渉に成功した気分になります。

ベトナム・ハノイ旧市街のHàng Bạc(ハンバック通り)にある両替所GIANG SƠN(ザンソン)。日本円からベトナムドンへの両替レートを電卓で確認。

こちらの両替所では、電卓に表示されたレートや両替後の紙幣を撮影できます。

ハノイ旧市街・Hàng Bạc(ハンバック通り)の人気の両替所GIANG SƠN(ザンソン)。会社情報の看板と外貨両替の案内。

GIANG SƠN(ザンソン)の店内掲示

店内には「GIANG SƠN金銀販売有限会社」の看板があり、住所と税務番号が記載されています。

住所:130 Hàng Bạc, Hoàn Kiếm, Hà Nội
税務番号(MST):0111401825

※税務番号は企業を識別するための番号で、外貨両替の許可番号ではありません。

営業時間:月曜日〜日曜日 7:30〜21:00

住所:130 Hàng Bạc, Hà Nội

 
ベトナム・ハノイ旧市街のHàng Bạc(ハンバック通り)の道路標識。GIANG SƠN(ザンソン)両替所へ向かう曲がり角。

ハノイ旧市街のHàng Bạc(ハンバック通り)の道路標識。GIANG SƠN(ザンソン)両替所へ向かう曲がり角。

ハンバック通りは旧市街の中心エリアにあります。

ホアンキエム湖からドンスアン市場へ向かう途中、左右に広がる通りを散策するなら、立ち寄りやすい両替所です。

QUỐC TRINH(クオック・チン)|Hà Trung(ハーチュン通り)

ベトナム・ハノイ旧市街のHà Trung(ハーチュン通り)にある両替所QUỐC TRINH(クオック・チン)の外観。外国人旅行者が店内や入口付近に集まっている。

ハノイ旧市街のHà Trung(ハーチュン通り)にある両替所「QUỐC TRINH(クオック・チン)」は、いつも多くの外国人が両替に訪れています。

ここでも、両替するときは「Japanese yen, how much?」で通じます。

店員が電卓に数字を入力してレートを見せてくれるので、言葉がわからなくても確認できます。

電卓を借りて、提示された数字よりも良いレートを希望し、交渉に成功したこともありますが、差は0.5ドン程度。

感じのいい男性店員がいれば、試してみるのもいいでしょう。

カウンターにいる女性店員は無愛想ですが、両替はスムーズです。

現金を受け取ったら、店員の前で確認しましょう。

この両替所では、両替した紙幣や電卓に表示されたレートの写真撮影は禁止です。

店舗の外には「CÔNG TY VÀNG BẠC QUỐC TRINH(クオック・チン金銀会社)27 Hà Trung(ハーチュン通り)」の看板と営業時間が掲示されています。

営業時間:月曜日〜土曜日 8:00〜18:00
定休日:日曜日

営業時間の案内の上には、住所が「27–29 Hà Trung」と表示されています。

住所:27-29 Hà Trung, Hà Nội

 
ベトナム・ハノイ旧市街のハンザ市場(Hàng Da Market)の外観。裏側のHà Trung(ハーチュン通り)に両替所QUỐC TRINH(クオック・チン)がある。

ベトナム・ハノイ旧市街のハンザ市場(Hàng Da Market)の外観。

ハンザ市場の裏側にHà Trung(ハーチュン通り)があり、両替所QUỐC TRINH(クオック・チン)があります。

ハンザ市場の地下街でバッチャン焼きなどを購入したり、ハノイ名物のチャーカー料理店「チャーカー・タンロン」に行ったりするなら、ハーチュン通りにある両替所「クオック・チン」が便利です。

▶︎【ミシュラン掲載】ディル香るハノイ名物チャーカー!人気店「チャーカー・タンロン」実食レポ

ハノイ旧市街の両替所が人気の理由は、何といっても両替レートの良さです。

私のこれまでの体験では、今回紹介した2店とも、その日のミッドマーケットレート(市場の仲値)よりも、1円あたり約1ドン低いレートを提示しているように感じます。

それ以外の手数料は取られないため、日本の空港やベトナムの空港、現地の銀行やホテル、銀行ATMで両替・出金するよりも、多くのベトナムドンを受け取れる場合があります。

実際に同じ日に2店のレートを調べたこともありますが、GIANG SƠN(ザンソン)の方が良い日もあれば、QUỐC TRINH(クオック・チン)の方が良い日もありました。

どちらの両替所が常にお得とは断定できません。

どちらも外国人旅行者に人気の両替所なので、両替する際に自分がいる場所から近い方を選べばいいと思います。

ベトナム・ハノイ旧市街のHàng Bạc(ハンバック通り)にある両替所GIANG SƠN(ザンソン)の「EXCHANGE BEST RATE」と書かれた外貨両替の看板。

ベトナムドンに両替するときの注意点

ベトナムの街の両替所を利用するときは、次の点に気をつけましょう。

  • 渡す日本円の金額を確認する: 紙幣を数え、必要以上に渡さないようにしましょう。

  • 受け取ったベトナムドンはその場で確認する: カウンターを離れる前に、店員の目の前で提示された金額と合っているか確認しましょう。

  • 偽札に注意する: 偽札を見分けるのは難しいですが、紙幣に不審な点があれば、その場で店員に確認しましょう。

  • 現金は分けて保管する: 両替したベトナムドンを予備の財布にも分けておけば、紛失やスリに遭った際の被害を抑えられます。

  • 人気のない両替所は避ける: 利用者が少なく、様子の分からない店舗での両替は避けましょう。

  • 一度に大金を両替しない: 必要な金額を考えて両替しましょう。

街の両替所を利用するのが不安な場合は、銀行での両替やATMでの現金引き出しも選択肢です。

ただし、手数料が発生します。

ベトナムの外貨両替規制と罰則について

2026年2月9日、ベトナムで政令340/2025/NĐ-CPが施行されました。

この政令では、外貨両替の許可を受けていない店舗や個人との両替について、利用者も警告・罰金などの対象になることが定められています。

ベトナムドンが必要な場合は、銀行や許可を受けた外貨両替所を利用するか、ATMから引き出す方法があります。

ただ、旅行者や現地在住者の立場では、店舗の外観や店内を見渡しても、正式な許可を受けた両替所なのか判断するのは難しいと感じます。

無許可の両替所を利用すると罰則の対象か?

はい。両替する側も処罰の対象になる場合があります。

政令340/2025/NĐ-CP第27条では、無許可の店舗や個人との外貨両替について、取引金額に応じて次のように定められています。

両替金額(米ドル相当額) 罰則
1,000米ドル未満 警告
1,000米ドル以上〜10,000米ドル未満 1,000万〜2,000万ドンの罰金
10,000米ドル以上〜100,000米ドル未満 2,000万〜3,000万ドンの罰金
100,000米ドル以上 8,000万〜1億ドンの罰金

※1,000米ドル未満でも、違反を繰り返した場合などは罰金の対象になります。

出典: ベトナム政府「政令340/2025/NĐ-CP」第27条(2026年2月9日施行)

※この記事は、2025年~2026年に筆者がハノイ旧市街の両替所を実際に訪れ、両替した体験や現地で確認した情報をもとに作成しました。掲載写真もすべて筆者が撮影したものです。写真の無断転載・使用を禁止します。

ベトナムドン両替以外の方法|Wiseデビットカード

海外での支払い、ATM引き出しはWiseデビットカード一択です。

ベトナムのスーパーやレストランなどでWiseデビットカードを使えば、一般的なクレジットカードのような海外事務手数料が発生しないため、コストを抑えられます。

なるべく現金化せず、カード決済を利用するのがおすすめです。

また、現金が必要な場合は、Wiseデビットカードを使って現地ATMからベトナムドンを引き出すこともできます。

ただし、ATM引き出し手数料がかかります。

※Wiseでは通貨の両替手数料が発生します。

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